自然栽培へのトキメキ

農産物のエネルギーをそのまま身体に入れる食事が私の目指すところです。心をこめる、想いをこめる、おいしくなあれと声をかける、愛をこめる、それもいいのだけれど、それしなくてもいいんじゃないかな、というのが持論。

自然栽培は肥料で育つのではなく、自然栽培の創始者岡田茂吉氏のいうところの火素、水素、土素というエネルギーで育つという論文を読んだときにふしぎと心がときめきました。そうそう、それそれ!料理というのも私が作っているわけではなく、願わくば、そのエネルギーをなるべくそのままその人の心身に投入したいというのが本心にあり、そんな気持ちでサンデールームカフェ時代から料理をしていました。そして、今、当時から25年以上過ぎても変わらぬ思いであり、自分で食べるものもそういう感じ、余計なものが入っていないものを食べたいと思っています。

エネルギーというのは、科学的には証明できていなくても田畑には実態としてあって、農産物として手にしたときに確かに感じられるものでした。肥料で育った農産物に、栄養はあるかもしれないけれど、私が食べたいのは栄養でなく、生命であり、エネルギー。

自然栽培の農産物を選ぶことは大切だけれど、料理をするきもちはそれと同じくらい大切かもしれません。毎日食べられる食材を探すなかで出会えた自然栽培。味は美味しくて、食感も香りもよく、喉の通りが違和感なくて、料理するときに触れても気持ちよく、姿が美しく、清々しく、日持ちがして、ほめるところを探せばキリがないのです。そして、生命の仕組みを知るほどにわたしも自然栽培の農産物のように、薬を必要とせず肥料にも頼らずに自立して生きていこうと、なんだか食べているだけで前向きなきもちにもなるし、元気をたくさんいただいています。